危険物
普段使用しているものが、高度35,000フィートの上空では危険物とみなされる場合があります。 手荷物の準備にお役立ていただけるよう、代表的な危険物に関する規定について以下にご案内します。
危険物について詳しくは、 以下のページをご覧ください。
- 米連邦航空局(FAA): PackSafe
- 米国運輸保安局(TSA): What Can I Bring?
- 米国運輸省(DOT): Air Travel Tips
航空輸送が禁止されている危険物
連邦法により、危険物に指定されている品目は、機内にお持ち込みいただくことも、受託手荷物としてお預かりすることもできません。 代表例をいくつかご紹介します。
- 自動でバランスを取る手荷物、または自走式の手荷物
- 燃料を含むキャンプ用品
- 防御用スプレー(メース、唐辛子スプレー、催涙ガスなど)
- 花火、火薬、照明装置、照明弾、ノベルティアイテムなどの爆発物
- 火を使わない発熱材入りインスタント食品(MRE)
- 緩衝装置
- 取り外し不可能なバッテリーを搭載したスマートバッグ
- テーザー銃
制限のある危険物
デオドラント、ヘアスプレー、爪やすり、香水、特定の薬などの身のまわり品にはいくつかの制限があります。 機内持込み手荷物に入れる場合は、1容器あたり85g(3オンス)までとなります。 さらに、その容器を縦19.1cm×横20.3cm程度の透明な袋に入れる必要があります。 受託手荷物に入れる場合は、1容器あたり450g(16オンス)までとなります。 旅行者1名様あたり合計約1,980g(70オンス)までに制限されています。
制限のあるその他の品目の例をご紹介します。
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100ワット時までのリチウムバッテリーを装着した雪崩用パックは、機内持ち込み手荷物および受託手荷物に入れることができます。 雪崩用パックを受託手荷物として預け入れる場合は、バッテリーを取り外してください。 取り外したリチウムバッテリーは手荷物として機内への持ち込みが可能です。 パックはユナイテッドの係員による検査と承認を受けてからでないとお預かりすることができません。
区分1.4s(火薬類)および二酸化炭素を含む雪崩用パックは、機内持込み手荷物および受託手荷物に入れることができません。
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以下の電池は、受託手荷物および機内持込み手荷物に入れることができます。 ショート(短絡)を防ぐために必ず梱包してください。
- AA-9V
- AAA
- C
- 炭素亜鉛
- Dアルカリ
- ニッケル水素
- 酸化銀
リコール対象の電池、破損した電池、欠陥のある電池
リコール対象であること、破損していること、または欠陥があることが分かっている電池または機器は、お預かりすることも機内に持ち込むこともできません。 それらを身に着けて搭乗することもできません。
リチウムバッテリー
100ワット時未満のリチウム電池を装着した個人用機器は、受託手荷物および機内持込み手荷物に入れることができます。 ただし、電子タバコや個人吸入器などの機器は、受託手荷物に入れることはできません。
機器に装着されていないリチウム電池を受託手荷物に入れることはできません。 リチウム電池を機内持込み手荷物に入れる場合、ショート(短絡)を防ぐために一つ一つ個別に保護する必要があります。 電池を保護するには、各電池を個別に元の商品梱包材に入れるか、別々のプラスチック袋または保護用袋に入れてください。 あるいは、剥き出しの端子にテープを貼って絶縁してください。 予備の電池は、硬貨、鍵、宝石類などの金属に接触しないようにしてください。 電池の破損、破裂、圧迫を避けるための対策も講じてください。
ほとんどの場合、機内持込み手荷物に入れることができる大型のリチウム電池(100ワット時超160ワット時以下)は2個までです。また、端子を覆うか絶縁する必要があります。 バッテリー式移動補助器具のお持ち込みについては、特別なリクエストのページをご覧ください。
機内持込み手荷物をゲートで預ける場合は、リチウム電池および充電池を取り除く必要があります。
リチウム電池に関する最新情報については、米国運輸省のAir Travel TipsのページおよびFAAのウェブサイトをご覧ください。
日本発着のご旅行
国土交通省(MLIT)では、バッテリーおよびバッテリー式の機器に関する追加の制限を設けています。 詳しくは、国土交通省のウェブサイトをご覧ください。
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ドライアイスについて詳しくは、傷みやすいものに関するページをご覧ください。
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液体窒素は、受託手荷物や機内持込み手荷物に入れることができますが、バッグの通気を確保する必要があります。 液体窒素は、感染性の物質などの危険物とみなされる品目とともに入れることはできません。 ドライシッパーに充填された液体窒素のみ輸送できます。
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銃器は、硬質な素材でできた銃器ケースまたは容器に収めていただき、しっかりと鍵をかけた状態であれば、受託手荷物としてお預かりできます。 詳しくは、スポーツ用品のページをご覧ください。
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チェーンソーや草刈機といったガソリン式の道具や機器は、新品である場合、燃料源が取り外してある場合、または燃料処分が行われている場合に限り輸送できます。 燃料処分が行われた場合には、燃料処分を実施した会社が発行した文書を提出する必要があります。
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家庭用品には、可燃性または腐食性のものがあります。 下記の品目は、受託手荷物としても機内持込み手荷物としてもお預かりできません。
- スプレー類(一部のみ)
- 漂白剤
- 排水溝用洗剤
- エポキシ樹脂
- 燃料
- ジェル燃料
- 接着剤
- 殺虫剤
- 万能マッチ
- ペンキ類(一部のみ)
- トーチライター
- スプレー式洗濯のり
個人の身だしなみ用に使用するスプレー缶は、以下の場合は輸送できます。
- 受託手荷物に入れる場合は1容器あたり450g(16オンス)まで
- 機内持込み手荷物に入れる場合は1容器あたり85g(3オンス)まで
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お客様および従業員の安全を考慮し、人や物を運ぶ娯楽用の自走式車両または装置は輸送できません。
対象となる装置や車両には次のものが含まれますが、これらに限りません:
- ホバーボード、エアボード、スケートボードなどのスマートバランスホイールおよびボード
- ナインボットなどのセルフバランスの車輪付きデバイス
- e-bikeなどの電動アシスト自転車
- 車輪付きの車両またはモーターサイクル
- 電動スクーター
- 人が乗って走れる電動式スーツケース
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ユナイテッドでは、お客様1名あたり二酸化炭素で浮袋を膨らませる自動膨張式ライフジャケット1着までを、受託手荷物または機内持込み手荷物としてお預かりします。 二酸化炭素カートリッジは受託手荷物に含める必要があります。
また、ライフジャケット用の非引火性小型ガスボンベは2個まで、小型カートリッジは2個まで輸送できます。
ライフジャケットに照明装置や照明弾が装着されている場合は取り外してください。取り外されていないジャケットは輸送できません。
特定の品目に関するご質問などは、ユナイテッド航空貨物までお問い合わせください。
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TSAでは、一般的なライターを機内持込み手荷物に入れることを許可しています。ただし、トーチライターを除きます。
電子タバコ及び個人吸入器は受託手荷物もしくはゲートでの預け手荷物としてお預かりすることはできません。 ご旅行の際は、これらの品目は機内持込み手荷物または身の回り品に入れてください。 機内およびユナイテッドクラブでは、電子タバコおよび個人吸入器を充電または使用できません。
北京発のフライトの場合
北京発のフライトでは、マッチおよびライターを受託手荷物および機内持込み手荷物に入れることは一切禁止されています。
日本発のフライトの場合
日本発のフライトでは、ライターの持込みについてさらに多くの制限があります。 日本国土交通省 (MLIT) では、日本を出発するすべての国際線において喫煙用ライターをお一人様1個に制限しています。 オイルライターは禁止されていますが、燃料が吸収材に吸収されているライターは許可されています。 詳しくは、国土交通省のウェブサイトをご覧ください。
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移動補助器具のお持ち込みの詳細については、特別なリクエストに関するページをご覧ください。
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40psi未満のタンクは、機内持込み手荷物としても受託手荷物としても輸送できません。 それ以上のタンクは、圧力調整弁が完全にシリンダーから外され、タンクが密閉されていない状態であれば、輸送できます。 タンクが密閉されている場合は、圧力計の目盛表示にかかわらず、輸送できません。
スキューバダイビング用タンクは、中が見えるものに限り、TSAにより許可されています。
スキューバダイビング用品の詳細については、スポーツ用品に関するページをご覧ください。
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お客様および従業員の安全確保のため、取り外し不可能なリチウム電池を搭載したスマートバッグは機内にお持ち込みいただけません。
スマートバッグは、一般に一体型リチウム電池を搭載したハイテクスーツケースで、次のような機能を備えています。
- USB充電
- BluetoothおよびWi-Fi接続
- RFID
- GPS追跡
- 電子ロック
スマートバッグのリチウム電池が取り外し可能な場合は、受託手荷物として預ける前、または搭乗前に取り外してください。
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動力源が取り外されている場合に限り、スタンガンを受託手荷物としてお預けいただくことはTSA(運輸保安局)により認められています。