インスピレーション溢れるアイデアを探す
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次は映画の世界へ旅行し、魔法にかけられてみませんか。写真提供:Shutterstock
Christina Wells2025年2月12日
映画のワンシーンを見て「こんなにロマンチックな場所、実在するの?」なんて思ったことはありませんか。私はあります。
お気に入りのラブコメディのロケ地となった3つの都市を訪れ、街が本当に愛の空気で溢れているのか確かめてみましょう。
聡明で向上心に満ちた女性主人公と、実は御曹司であることが後に発覚するハンサムな彼氏。そして、それを良く思わず、2人の仲を引き離そうとする彼氏の家族…このシンデレラストーリーは要チェックです!2018年に公開された『クレイジー・リッチ!』は、運命に翻弄される恋人たちを完璧に描いたロマンス映画。また、90年代以降のメジャーなハリウッド映画としては初めて、全員アジア人によるキャストで挑み、歴史に名を刻みました。
心温まるストーリーと(驚くほど)豪華なキャストに加えて、シンガポールの息を呑むような景観が、すべてのシーンにさらなる魅力をプラスしています。一人旅でも、パートナーとの旅行でも、「ガーデン・シティ」として知られるシンガポールに恋することでしょう。
息をのむほど美しい花々が咲き誇る庭園で、ロマンスの花が芽生えます。映画の豪華な結婚パーティーのシーンでは、この庭園の光と音楽のショーガーデンラプソディ(Garden Rhapsody)が会場を盛り上げています。大切な人と、巨大なスーパーツリーグローブ(Supertree Grove)の下を散歩して、この壮大なショーをぜひご覧ください。他にもフラワードーム(Flower Dome)やクラウドフォレスト(Cloud Forest)など、印象的な植物園の見学もお忘れなく。
スカイパーク(SkyPark)からは、光り輝くシンガポールのパノラマビューを一望できます。シンガポール・フライヤー(Singapore Flyer)やマリーナ・ベイのウォーターフロントなど、高層ビル群の眺めとともにお楽しみください。57階の屋上展望台にはインフィニティプールとエレガントなルーフトップバーCÉ LA VIがあり、映画ではカップルの豪華な婚約披露パーティーの会場として登場しました。魔法にかかったように美しいこの場所で、大切な方と絶景を眺めながらバーでゆっくり飲む。そんな心に残るひとときをお過ごしください。
主人公たちがシンガポールに到着して最初に登場するのが、市内で最も人気のあるフードスポットの1つ、ニュートンフードセンター。ここは「ホーカー」と呼ばれる屋台街の聖地のような存在で、中にはミシュランの星を獲得した屋台も。海南鶏飯やBBQスティングレイなど、シンガポールならではのストリートフードを味わえます。一方、同じような質の高い料理を観光客の少ない場所で味わいたいなら、リトルインディアにあるテッカセンター(Tekka Center)がおすすめ。シンガポールのホーカーは、フードコートスタイルでいろいろな味を楽しむことができ、深夜まで営業していることから、刺激的な(そして美味しい)夜デートに最適です。
この有名なシーフードレストランは映画のシーンには使われていませんが、本の中でお店の名物ホワイトペッパークラブが紹介されています。しかし、絶品料理はそれだけではありません。濃厚で大胆な風味のジューシーな海老やロブスター、柔らかいイカはぜひ試したいメニューです。カジュアルな雰囲気なので、リラックスしてディナーを楽しめます。
想像してみてください。別れてからも親友として交流する元彼氏に今でもひそかに想いを寄せ、その彼が自分よりはるかに年下の女性と結婚すると聞かされる女性の姿を。さらに女性は彼から、花嫁の付添人になるように頼まれるのです!90年代の典型的なラブコメディには登場人物が揃い、意外にもほろ苦い(しかし納得のいく)結末を迎えます。当時の多くのラブコメディとは異なり、最後にあなたが誰を応援しているのかに気づくと驚くことでしょう。この展開は、映画『ベスト・フレンズ・ウェディング』の舞台であるシカゴの街を見事に表現しています。パートナーと過ごすステイケーションでも、女友達と過ごすギャレンタインデーでも、「第二の都市」と呼ばれるシカゴは、ロマンスを語る上ではどこにも引けをとりません。
彼が永遠に彼女の元からいなくなる前に、主人公の女性と親友はシカゴ川クルーズに出かけます。彼女にとっては切ない最後の時間ですが、旅行者にはクルーズはおすすめの素晴らしい体験です。シカゴのそびえ立つ摩天楼を夕暮れ時に眺めながら大切な人と寄り添い、リラックスした時間をお過ごしください。ツアーによっては飲み物も提供されるので、デートだけでなく女子会にも最適です。
映画の中で最も記憶に残るシーンの1つが、カラオケバー「Donnie’s」でのシーンでしょう。主人公は親友の若い婚約者に恥をかかせるつもりでしたが、観客は音痴なものの可愛らしい彼女の姿に魅了され、計画は裏目に。このカラオケバーはかつてサウスワバッシュアベニューにありましたが、今はもうありません。しかしカラオケバーは今でもシカゴで健在です。ディアボーン地区またはリンカーンパーク地区にある「Brando’s Speakeasy」にパートナーや友人を誘って出かけ、思う存分歌い、自家製カクテルを楽しみましょう。
ネタバレ注意!主役の男性は新しい恋人と結婚し(元彼女の祝福を受け)、結婚式はシカゴの有名なミシガンアベニューにあるフォース・プレスビテリアン教会(Fourth Presbyterian Church)で盛大に執り行われます。この美しいランドマークから徒歩5分の場所にあるシカゴのアイコンウォータータワー・プレイス(Water Tower Place)の中には、人気の朝食スポット「Wildberry」があります。ふわふわのパンケーキとミモザをシェアして、甘い1日のスタートを切りましょう。
レイクショアドライブのシーンでは、きらめくミシガン湖が映し出されますが、「Cindy’s Rooftop」からはさらに素晴らしい眺望が楽しめます。Chicago Athletic Association Hotel内のこのダイニングで、ガラスのアトリウムに光が注ぎ込む明るく開放的な雰囲気をお楽しみください。ディナーの後は、バーで飲み物を取ってデート相手を外に連れ出し、湖やミレニアムパーク(Millennium Park)のザ・ビーン(The Bean)、スタイリッシュなジェイ・プリツカー・パビリオン(Jay Pritzker Pavilion)などの素晴らしい眺めを楽しみましょう。
2024年に公開された「アイデア・オブ・ユー 〜大人の愛が叶うまで〜」を観れば、あなたの心はきっとすぐに奪われてしまうでしょう。この映画は、40歳の女性と24歳の男性の思いがけないロマンスストーリーで、観る者を惹きつけます。セリフの量は控えめな物語ですが、2000年代初頭の映画らしい温かさ、ユーモア、軽快さで描かれています。
映画の中ではカリフォルニア、ニューヨーク、ヨーロッパが舞台とされていますが、実際の撮影はアメリカ・ジョージア州の首都アトランタと洗練された街サバンナで行われました。
サバンナは歴史的な家屋や石畳の道、美しい広場など、ヨーロッパの古い街並みを彷彿とさせる街です。映画でカップルが「パリ」をロマンチックに散歩していると、背景にフォーサイス公園がちらりと映ります。この公園は30エーカーの広さを持ち、素晴らしい庭園や小道が、公園の中心的な見どころである噴水(Forsyth Fountain)を際立たせています。流れ落ちる水と綺麗な装飾が写真撮影スポットとして(そしてプロポーズの場所としても)人気です。
主人公の女性は、ロサンゼルスのシルバーレイクに住んでいる設定ですが、実際の撮影はアトランタのバージニア・ハイランド地区で行われました。そして、そのすぐ近くには素晴らしいピードモント公園があります。この緑豊かな公園は、ロマンチックなピクニックやアトランタの摩天楼を背景にしたカジュアルな散歩に最適です。季節のフェスティバルから落ち着いて会話できる静かな場所まで、ピードモント公園はどんなデートも特別な時間に変えてくれます。
映画には登場しませんが、「The Olde Pink House」は、どこまでもロマンチックな主人公が新しい彼女を連れていきたくなるような場所です。18世紀の邸宅を利用したこのサバンナの定番スポットは、クラシックな南部の優雅さと気取らないロマンチックさを醸し出しています。キャンドルの灯る柔らかな雰囲気と生演奏のピアノ音楽に身をゆだねながら、エビとグリッツなど、アメリカ南部の定番料理をお楽しみください。
架空のアートギャラリーは、アトランタのキャンドラーパーク地区にある明るいアートスタジオ、The Studioで撮影されました。そのスタジオから車で3分の場所にある隠れた名店が「Kitty Dare」です。ムードたっぷりのシックな雰囲気の中で、ボリュームのある地中海料理や手作りのカクテルを楽しみながら、素敵なひとときをお過ごしいただけます。
ロマンスを加速させるには、ちょっとした映画の魔法が効果的です。ぜひ、愛する人とこれらのロケ地を訪れて、映画のワンシーンのような特別な時間をお楽しみください。