アメリカが誇る冬のおすすめスポット10選

広大な山々が連なるワイオミング。冬には美しい雪景色が広がり、ウィンターアクティビティを楽しむには最適な場所です。ジャクソンホールなら、自然散策、野生動物の観察、スキーなど多彩な体験で誰もが冬を満喫できます。

Grand Teton National ParkやNational Elk Refugeでは、悠々と闊歩するミュールジカ、ヘラジカ、オオツノヒツジ、バイソン、エルクに出会えるかもしれません。「Private Grand Teton Wildlife Safari & Elk Refuge tour」のように、馬そりに乗りながら野生動物たちを観察できるツアーもお勧めです。

ジャクソンホールは、絶景のゲレンデと難関コースでも世界的に有名であり、スキーやスノーボードを楽しみたい方にとって理想的なリゾート地です。市内にはSnow King Mountainを含む3つのスキーリゾートが点在し、豊富な上級者向けコースはもちろん、あらゆるレベルのコースが完備されているので初心者の方も安心して滑走できます。

最寄りの空港：ジャクソンホール空港（JAC）

デトロイトでは毎年、アフリカ系アメリカ人の歴史と文化の祝祭クワンザを祝い、7日間にわたってMotor City Kwanzaa Celebrationが開催されます。その初日を飾るのは、30フィート を超える世界最大のキナラ（燭台）での点灯式。会場となるCampus Martius Park内のCadillac Squareでは、そのほかにも様々なライブパフォーマンスが祝祭を盛り上げます。

デトロイトから2時間弱車を走らせると到着するのが「リトルバイエルン」の異名を持つドイツ系移民の町、フランケンムース。デトロイトには世界一の高さを誇るキナラがありますが、この小さな町には世界最大のクリスマスストア、Bronner’s Christmas Wonderlandがあります。店内は無数のオーナメントで埋め尽くされ、掘り出し物やお目当てのデコレーションをじっくりと探すことができるでしょう。通年で営業していますが、訪れるならやはりクリスマスシーズンがベスト。店舗住所も「25 Christmas Lane」と抜群の覚えやすさです。

最寄りの空港：デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港（DTW）

極寒の地、ミネソタ。ここに住む人々は、銀世界で寒さを満喫する方法を知っています。アメリカで最も長い歴史を持つ冬の祭典、Saint Paul Winter Carnivalはその一つ。カーニバル会場となるRice ParkとMinnesota State Fairgroundsが、11日間にわたって冬のワンダーランドに変貌します。

場内を彩るのは精巧な氷の彫刻に、壮大な氷の宮殿。Vulcan Snow Parkでは、雪で作られた迷路に挑戦し、美しい雪像を見ることもできます。このカーニバルで見逃せないのが、参加者たちの腕比べ。氷上釣りや氷彫刻コンテストでは、極寒の地で白熱した勝負を体感できます。

最寄りの空港：ミネアポリス・セントポール国際空港（MSP）

コロラド州中部には、Vailなど世界的に有名なスキーリゾートが点在しています。5000エーカー を超える起伏に富んだ地形は、まさにスノースポーツの理想郷。ダウンヒルスキーを楽しむ方から、クロスカントリースキー、スノーボードにスノーシューを楽しむ方まで、誰もがこの山の虜となってしまうでしょう。

そこから40マイル ほど離れた先にあるコロラド州ブリッケンリッジは、International Snow Sculpture Competitionの開催地。世界各地から集うアーティストが、手工具のみを使い、25トンの雪のブロックを手彫りしていきます。5日間にわたる勝負の後は、ブリッケンリッジ市内に広がる氷のギャラリーで、完成した雪像を見て回ることができます。

最寄りの空港：イーグル・カウンティ・リージョナル空港（EGE）またはデンバー国際空港（DEN）

眠らない街、ニューヨーク。その賑やかさは、ホリデーシーズンに一段と増します。ニューヨーク州マンハッタンに位置するGrand Army Plazaには、世界最大のメノラー（ユダヤ教の燭台）がそびえ立ちます。その高さは36フィート。イーストリバーを渡った向かい側、ブルックリンにある同名のGrand Army Plazaにも、やや小さめのメノラーが立っています。

ミッドタウンに足を運び、名物のRockefeller Centerのクリスマスツリーを見に訪れるのもおすすめ。毎年、感謝祭の翌水曜日に開催される有名なツリー点灯式は見逃せません。ロックフェラーのツリーは、ニューヨークのクリスマスを象徴するシンボルとして輝き続けています。クリスマスツリーを堪能した後は、Union Square Parkへ。ユニオンスクエア・ホリデー・マーケットには、150を超える店舗が立ち並び、個性豊かなデコレーションやアート作品、冬の味覚が販売されています。ここでしか味わえない心躍る雰囲気をお楽しみあれ。

最寄りの空港：ニューアーク・リバティ国際空港（EWR）およびラガーディア空港（LGA）

ヴィクトリア朝時代の衣装に身を包み、チャールズ・ディケンズが描いた17世紀半ばのロンドンへタイムスリップしてみませんか？没入型イベントであるThe Great Dickens Christmas Fairでは、ディケンズの小説『クリスマス・キャロル』に登場するエベネーザ・スクルージなどのキャラクターたちが、生き生きと再現されます。当時の雰囲気を感じながらショッピング、パフォーマンス、グルメを楽しむことができ、世界的に有名なダークガーデンのコルセットも試着可能です。感謝祭からクリスマスまでの5週間、毎週末に由緒あるCow Palaceにて開催。

最寄りの空港：サンフランシスコ国際空港（SFO）

モンタナ州ホワイトフィッシュでは毎年、個性的な冬のイベント、Whitefish Winter Carnivalが開催されます。このお祭りでは、北欧神話における雪の神ウルを祝います。伝説によると、ウルは北欧の冬を司る神でしたが、やがて人々に忘れ去られ、世界中を放浪した末にフラットヘッドバレーに落ち着いたといわれています。しかしこのカーニバルの魅力は、興味深い伝説だけではありません。ホワイトフィッシュレイクに飛び込むチャリティイベントのPenguin Plunge。ダウンタウンでのGrand Parade。馬にひかれて進むスキージョーリングやスキーの大会。イエティ・スノースケートのイベント。ビールを巡って争うビール・バーター。花火大会にパイの会、ロータリークラブのパンケーキ朝食会に、アート展示会まで見どころ満載です。またホワイトフィッシュでは、100を超えるコースを誇るWhitefish Mountain Resortでスキーを楽しむこともできます。ナイトスキーに挑戦し、星空の下で輝くゲレンデを駆け抜けるのもおすすめです。

最寄りの空港：グレイシャーパーク国際空港（FCA）

シカゴの人々は、ホリデーマーケットに本気で取り組みます。市内3カ所で開催されるChristkindlmarketは、米国最大を誇る規模。メインの会場はループ地区のDaley Plazaですが、滞在先に応じて、他の2会場を訪れるのもよいでしょう。シカゴ北部、シカゴ・カブスの本拠地Wrigley Fieldと、南西部に位置する郊外の街オーロラにも会場があります。オーナメントから珍しいスナック、濃厚なホットチョコレートまで、誰もが楽しめる品々が揃います。毎年限定版が発売され、コレクターたちの間で人気の高い限定マグカップにもご注目。

「The Bean」の愛称で呼ばれる屋外アート（正式名称Cloudgate）が設置されるMillenium Parkでもホリデームードが味わえます。The Beanの裏手には冬季限定のスケートリンクが広がり、家族みんなで楽しめます。摩天楼の絶景と頭上にそびえる市内最大のクリスマスツリーを眺めながら、氷の上を滑るひとときをお楽しみください。

最寄りの空港：シカゴ・オヘア国際空港（ORD）

サンアントニオでは毎年、米国最大級のGran Posada（スペイン語で「大きな宿屋」の意味）の祝祭が開催されます。La Gran Posadaでは、伝統的なスペイン語のクリスマスソングであるvillancicosや、マリアとヨセフが「pidiendo posada」（今晩泊めてください）と宿屋に尋ねて回る姿を象徴する歌letaníaなどが披露されます。

パフォーマンスの後には通常、merienda（軽食）の時間が設けられ、ピニャータやホットチョコレートのほか、シナモンシュガーをまぶした伝統的な揚げ菓子buñuelosなどが振る舞われます。サンアントニオでGran Posadaを体験するなら、州内最古の大聖堂の一つであるSan Fernando Cathedralや、美しいステンドグラスで知られるLittle Flower Basilicaがおすすめです。

最寄りの空港：サンアントニオ国際空港（SAT）

クリスマスシティの愛称で親しまれるペンシルベニア州ベツレヘムでは、その地名にふさわしいクリスマスフェスティバルが5週間にわたり開催されます。Moravian Historic DistrictにあるChristmas City Villageは、「クリスマス」で検索して出てくる画像が現実に飛び出してきたかのような賑わい。煌びやかな雑貨やスイーツが並ぶ木の小屋を訪れ、ぜひ素敵なプレゼントを探してみてください。街の散策には徒歩のほか、クリスマスシティ・トローリーや馬車も利用可能。また、ベツレヘムには訪れるべき魅力的なショップもたくさんあります。こうしたお店は通年営業ですが、クリスマスシーズンは特に装飾が美しく、魔法がかかったような雰囲気を味わうことができるのでお勧めです。

最寄りの空港：リーハイ・バレー国際空港（ABE）およびフィラデルフィア国際空港（PHL）

刺激を求めるアクティブな方から、文化にじっくり触れたい方まで、すべての方に冬を楽しんでいただけるスポットをご紹介しました。ぜひ、あなたにぴったりの冬の旅行先を見つけ、ホリデーシーズンを満喫してくださいね。