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It takes 114 steps to climb the iconic red-and-white-striped Harbour Town Lighthouse in Hilton Head. Photo courtesy of Shutterstock.
アメリカ東海岸で巡って冒険したい人気の島
2025年2月17日
島巡りは、どこまでも続く青い空の下、ターコイズブルーの海の中を海岸から海岸へ駆け抜けるようなもの。島巡りといえば白い砂浜、ヤシの木、ココナッツ、日焼け止め、貝殻、水着…と想像するかもしれませんが、アメリカ東海岸の島々には深い森、険しい断崖、広大な邸宅、歴史的な街、ゴルフコース、そして野生の湿地帯などまた別の魅力が溢れています。
アメリカ東海岸には数多くの島が存在します。広大な島もあれば、海岸線の長さが1キロを超える程度の小さい島まで、規模はさまざま。このガイドでは、メイン州北岸からジョージア州南岸まで、アメリカ東海岸沿いで人気の5つの島をご紹介します。
1. サウスカロライナ州セントフィリップス島
セントフィリップス島は、手つかずの自然が残るアメリカで最後の地の一つです。初期の入植者がこの海岸までやってきたことはなく、開発業者の手に渡ったこともありません。サウスカロライナ州沿岸の全長約13キロ（4マイル）のこの島は、真の自然保護区と言えるでしょう。
島へはCoastal Expeditionsによる6時間のツアーで訪れることができ、セントヘレナ島から30分ほどフェリーに乗ると、億万長者テッド・ターナーの旧家（レンタル可能）に近いドックに到着します。ターナーはセントフィリップス島を語る上で欠かせない人物で、かつてはこの島を私有地として数十年にわたり保護していました。その後2017年にサウスカロライナ州が島を購入し、現在はハンティング島州立公園（Hunting Island State Park）の一部となっています。島内には古代の砂丘や淡水池、湿地帯、塩性湿地などを巡るトレイルがあり、ワニやキツネ、野鳥類、その他の野生動物に遭遇できます。
最寄りの空港：チャールストン国際空港（CHS）
2. ジョージア州カンバーランド島
ジョージア州南部の沿岸に位置するカンバーランド島には約29キロ（17マイル）の白砂のビーチが広がり、セントメリーズとカンバーランド島をつなぐフェリーでアクセスできます。フェリーが到着する広大な草原には野生の馬をはじめ、州によって保護された数多くの野生動物が生息しています。島の自然環境は、ウミガメやワニ、野鳥類など、その他多数の生態系から成り立っています。
金メッキ時代の名残りを肌で感じたいなら、富豪トーマス・カーネギー夫妻のために1884年に建てられた邸宅、ダンジネス邸跡（Dungeness Ruins）は外せません。またはLand and Legacies Toursに参加して、カーネギー一族から国立公園財団に贈られたもう一つの広大な邸宅、プラム・オーチャード（Plum Orchard）を見学することもできます。カンバーランド島に一泊するなら、さらなるカーネギー一族の別邸を朝食付き民宿に改装したThe Greyfield Innでの宿泊がおすすめです。ロウソクの灯りと共に美味しいディナーを楽しんだり、ホテルで自転車やカヤックを借りて緑豊かなトレイルや砂丘を周ったり、金メッキ時代の邸宅跡地を巡ったりと、思いのままにお過ごしください。
最寄りの空港：ジャクソンビル国際空港（JAX）
3. メイン州マウントデザート島
アーカディア国立公園（Acadia National Park）のあるマウントデザート島は、有名な海辺のリゾート地、ハンプトンズのメイン州バージョンです。このアメリカ東部の海岸沿いで2番目に大きな島には、約10,000人が広大な森の丘陵地や淡水湖周辺に住んでおり、夏には海岸で何千人もの観光客が海水浴を楽しみます。
かつてメイン州の隠れた穴場スポットでもあったバーハーバー（Bar Harbor）は、現在でも地元の人々や観光客に大人気です。海辺のこの観光地ではアウトドアアクティビティやショッピングを楽しむことができ、一流レストランや宿泊施設も揃っているため、全国的に高い評価を得ています。Abel’s Lobsterの海岸沿いピクニックテーブルで新鮮な魚介類を味わったり、アベ博物館(Abbe Museum)を訪れて島の先住民について学んだり、ホエールウォッチングツアーに参加したりと、豊富なアクティビティをお楽しみください。
最寄りの空港：バンゴー国際空港（BGR）
4. ロードアイランド州ブロック島
白い砂浜と大西洋の荒波を一望できる険しい断崖。別荘が点在するなだらかな草原。ブロック島はロードアイランド州本土のすぐ南にある約26平方キロメートル（10平方マイル）の島で、中心街のニューショアムには、数々のブティックやギャラリー、魅力的なホテルが集まっています。
日帰り旅行にも、のんびり過ごす週末旅行にも最適なこの島はアクティビティに事欠きません。緑豊かな海岸線をハイキングして、1867年に建てられた歴史あるノース灯台（North Light）を訪れたり、崖の中腹にビーチへと続く曲がりくねった木の階段があるモヒガン断崖（Mohegan Bluffs）のトレッキングコースに挑戦したり。東海岸といえばシーフードで有名ですが、ブロック島も例外ではありません。1661 Inn内のレストランThe Oarでは、グレートソルト池のドックを行き来する漁船から仕入れた新鮮な魚介類を使った料理を堪能できます。
最寄りの空港：ロードアイランドT.F.グリーン国際空港（PVD）
5. サウスカロライナ州ヒルトンヘッド島
深い歴史に手つかずのビーチ、手入れの行き届いたゴルフコースがある広大なリゾート、高級レストランやショッピング、自然保護区など、サウスカロライナの宝石のようなこの島にはすべてが揃っています。アクティビティもホテルもレストランも満載で、選ぶのに困ってしまうほど。そこで、いくつかのおすすめをご紹介します。
島のシンボルともいえるハーバータウン灯台（Harbour Town Lighthouse）の頂上からは、息を呑むようなパノラマビューを一望できます。自然を愛する方には、シーパインズ森林保護区（Sea Pines Forest Preserve）の湿地帯や歴史的名所を探索するのもおすすめ。コースタルディスカバリー博物館（Coastal Discovery Museum）では、インタラクティブな展示を通して島の歴史や生態学について学ぶことができます。そしてもちろん、低地エリアはゴルファーの楽園。ヒルトンヘッド、ブラフトン、ドーフスキー島には、合わせて26ものワールドクラスのゴルフコースがあります。ヒルトンヘッド島はアクティビティが豊富なため、家族でも、カップルや友人同士でも、そして一人旅でも楽しめます。
最寄りの空港：ヒルトンヘッド国際空港（HH）